
放課後の教室で起きた一人の死。残された四人の高校生それぞれに動機があり、誰かが嘘をついている——ベストセラーとなった青春ミステリの邦訳版。深い紺地にスポットライトのような斜光が走り、緑・青・黄・桃の四象限に四人の人物がそれぞれ違う姿勢で配置される。線画と平塗りで描かれた人物は表情を抑え、視線も交わらない。中央に縦組みの白いタイトルが据えられ、容疑者たちを切り分けるように画面を貫く。色で隔てられた四人と、彼らを照らし出す光の構図が、誰かの嘘がほどけていく緊張をそのまま閉じ込めている。

著CharlieJane Anders
装丁岩郷重力+WONDER WORKZ
装画丸紅茜
東京創元社 / 2020年
文学・評論