一覧に戻る文学・評論中年だって生きている酒井順子中年期にさしかかる身体と心の変化を、軽妙な観察眼で書き留めたエッセイ集。淡いクリーム色の地に、短い線を重ねて描かれた白い猫らしき生きものが正面を向く。半ば閉じたような両眼、口元に滲む小さな赤。素朴な手描きが、倦みと愛嬌を同居させる。タイトルのうち「中年」の二文字だけ赤く抜かれ、控えめに主題を差し出す。加齢を笑いと諦念で受け止める文章に、飾らない一匹の佇まいが寄り添う。About出版社集英社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子装画塩川いづみAmazonで見る