一覧に戻る文学・評論##NAME##児玉雨子かつてジュニアアイドルだった少女が、少年漫画の夢小説にのめり込んでいく姿を追う、第169回芥川賞候補作。暗い水面に漂う人物を俯瞰で捉えた装画は、閉じた瞼と流れる黒髪、立ち上がる白い泡が沈降と発光の両義を抱え込む。書名は細い線の枠で囲い、対角に淡いコーラルの著者名を縦に立てる。帯の桃色が水面の冷たさをかすかに緩め、闇とまぶしさの拮抗を装丁が静かに引き受けている。About出版社河出書房新社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁山家由希装画なしのはなAmazonで見る