一覧に戻る文学・評論吉原美味草紙 懐かしのだご汁出水千春江戸・吉原を舞台にした時代ミステリのシリーズ。料理や人情を軸に、遊郭の裏側で起きる出来事を描き出す一冊。表紙は、竈にかかる鍋から立ちのぼる湯気を、紺青の夜空ごと大きな白い余白へと変えてしまう構図が印象的だ。器棚に並ぶ色とりどりの椀、湯気を見つめる女の柔らかな表情、土間の質感までが穏やかな筆致で描かれ、和紙のような淡い地色が温度を伝える。タイトル文字は湯気の白の中に置かれ、画と書がひと続きの「だご汁の匂い」として立ちあがる。About出版社早川書房出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大原由衣装画中島梨絵Amazonで見る