一覧に戻る文学・評論ルート29中尾太一+森井勇佑+西村ツチカ+黒住光鳥取から国道29号線をたどる、ある女と少女の道行きを描いた小説。映画作品をもとに小説として書き起こされた一作で、現実と幻想が淡く溶け合う旅路が綴られる。表紙はやや高い視点から俯瞰した道と森、湖を一枚絵として配し、針葉樹のテクスチャを細かな点描で埋めた版画的なタッチで描く。道を歩く二人の人物、横転した白い車、空を泳ぐ魚や巨大な黄色い魚、葉上のかたつむりといったモチーフが等しく同じ画面に並び、現実の縮尺がそっと崩れていく。落ち着いた緑と青を基調にした画面が、旅と幻想のあわいに読者を静かに引き込む。About出版社リトルモア出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子Amazonで見る