一覧に戻る文学・評論レイチェル母さん本馬英治レイチェル」と呼ばれる母をめぐる物語を、油彩風の絵画が一場面の記憶として差し出す。夕陽に染まる草原に立ち止まる人影と、駆ける子どもたちのシルエット。左手には窓を並べた煉瓦色の建物が、暮れ残る青の空に浮かぶ。橙の地面と藍の影、刷毛跡の残る厚塗りが温度差を生み、白いサンセリフのタイトルが画面上方に静かに置かれている。誰かを母と呼んだ時間の、もう戻れない明るさが滲む一冊。About出版社リトルモア出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大島依提亜(カバー・帯・表紙・本扉)Amazonで見る