一覧に戻る文学・評論私の頭が正常であったなら山白朝子正気と狂気のあわいに揺れる心象を描いた短篇集。漆黒を背景に、暗色のクロスを掛けた卓上で白い深皿が静かに置かれ、その中央から雲のような湯気が立ちのぼる。塊からは細かな粒が皿へとこぼれ落ち、傍らには空のガラス器とスプーンが沈み、画面右には白い明朝体のタイトルが端正に並ぶ。器のなかに小さな天候が宿ったような構図が、輪郭の揺らぐ内面をそのまま食卓へ差し出している。About出版社KADOKAWA出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオカバー写真Miguel Vallinas PrietoAmazonで見る