一覧に戻る文学・評論そいねドリーマー宮澤伊織並んで眠る二人の少女が見る夢を媒介に、現実と虚構の境界を行き来していく物語。倒れた椅子の脇に寄り添う制服姿の二人、その頭上から紙飛行機や気球、星屑が舞い、夢の断片が現実へと静かに染み出す構図が描かれる。淡い桜色と薄紫のグラデーション、線の細い少女漫画的な筆致が、まどろみの甘さと不穏さを同居させ、眠るという親密な行為がそのまま物語の装置となっていく本作の体温を、一枚の絵に閉じ込めている。About出版社早川書房出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画丸紅茜Amazonで見る