一覧に戻る文学・評論元年春之祭稲村文吾+陸秋槎中華圏の本格ミステリを日本語に移した一冊。1930年代を思わせる山村を舞台に、少女たちのあいだで起きる事件を緻密に組み立てた長編で、ハヤカワ・ミステリ創刊65周年記念作品として刊行された。鮮烈な朱色の地に黒い梅の枝が伸び、白抜きの明朝体で大書された「元年春之祭」と、寄り添うように添えられた仮名のルビが画面を縦に貫く。下半分には白い帯が二段で重ねられ、推薦文と惹句がきっぱり置かれている。古典的な漢字の重さと余白の張り詰めた緊張感が、物語の儀礼性と謎の冷たさを同時に立ち上げている。About出版社早川書房出版年2018年判型新書判 (103×173mm)ジャンル文学・評論Credits装丁水戸部功Amazonで見る