一覧に戻る文学・評論みずうみのほうへ上村亮平水辺へと向かう道行きを思わせる物語的なタイトルが、深い藍と緑の植物群、そして遠景にかすむ湖と塔のような影によって視覚化されている。手描きの絵画的タッチで描かれた前景の葉は朱や黄、青緑と多彩で、湿った空気のなかに息づく密やかな生命の気配を立ち上らせる。中央には八角形の白い窓が抜かれ、欧文と和文でタイトルと著者名が静かに配される。色彩の濃淡だけで奥行きをつくる構図が、物語の入口を一枚の絵として差し出している。About出版社集英社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画近藤佳代Amazonで見る