
著名作家たちの文章を統計的に解析し、ジェンダーによる動詞選択の偏りや文体の癖、名作のテクニックを数値で明らかにする一冊。白地のカバーには、帽子をかぶった男性や髪の長い女性、本を抱える人物といった黒い線画のイラストが散らされ、「he grinned 10.9」「she screamed 13.9」「he kissed 4.2」など英語と数値が手書き風に添えられている。タイトルの「数字」「明かす」「秘密」は黒、「小説」だけが鮮やかな朱色で抜かれ、帯にも同じ朱が反復する。文学を数で測るという主題が、線画と数字の軽やかな配置によって視覚化されている。

著山崎まどか
装丁川畑あずさ
DU BOOKS / 2018年
文学・評論