
スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンによる自伝的エッセイ集。50〜60年代のジャズやR&Bへの偏愛、ツアー日誌、ラジオや少年期の記憶を、皮肉と知性で綴った音楽随筆である。カバーは窓辺の机に腰掛ける本人のモノクローム写真を大胆に上半分まで引き伸ばし、白い余白に欧文タイトルと著者名のみを置く構成。下部には和文タイトルを太いゴシックで据え、差し色の青で「初の自伝的エッセイ集。」と添える。光と影に沈む書斎の佇まいが、本書に流れる内省と批評の手触りを静かに告げている。
著影山裕樹
装丁樋口裕馬
装画竹田嘉文
DU BOOKS / 2014年
アート・建築・デザイン