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パッシング/流砂にのまれて
文学・評論

パッシング/流砂にのまれて

LarsenNella鵜殿えりか

人種の境を越え白人として生きる女、社会の流砂に足をとられる女——20世紀前半のアメリカで黒人女性の揺れを描いた中篇二作を併録する。淡いピンクの地に、深緑のドレスをまとった後ろ姿。釣鐘型の黄色い帽子、長い真珠の首飾り、剥き出しの背中という1920年代の意匠が、時代の空気をそのまま運んでくる。顔は見えず、視線も読めない。見る/見られるの境界を問うこの小説に、背を向けたままの女性像が静かに重なる。

About

出版年
2022
判型
四六判 / A5判 サイズ
ジャンル
文学・評論

Credits

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三津田信三

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