一覧に戻る文学・評論今日のごちそう橋本紡家族の食卓と日々のささやかな時間を、料理を通してすくいとる長編小説。深いブラウンの地に、蓋を少しずらした真っ赤な両手鍋がどっしりと中央に据えられ、覗くつまみと立ちのぼる気配がそのまま物語の入口になっている。手描きのフラットな塗りと素朴な輪郭線、白抜きの明朝で組まれたタイトルが、煮込み料理のような温度をまっすぐに伝える。鍋ひとつにこめられた食卓の記憶を、装丁が静かに差し出している。About出版社講談社出版年2012年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂川事務所Amazonで見る