一覧に戻る文学・評論女であること戦後の東京を舞台に、ふたりの女性の関わりを通して女の生を見つめた長編小説。揺れる感情と日常の機微が、繊細な筆致で描き出されている。表紙には淡いクリーム色の大ぶりな木蓮が枝ごと広がり、その傍らで緑のワンピースの少女が膝を抱えて座る。白を基調とした余白に、花弁の縁を薄紅で染めた線画と淡彩が静かに置かれ、タイトル枠は青い小花の連なりで縁取られて古典的な文庫の佇まいを保っている。咲きほころぶ花と、まだ閉じた蕾のような少女の姿が、物語の主題をひそやかに重ねる。About出版社あべちほ出版年1961年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画あべちほ