一覧に戻る文学・評論雪の夜明け 浪花ふらふら謎草紙浪花を舞台にした謎草紙、と副題が告げる人情譚。表紙は雪の降る夜の青を背景に、木橋へ並んで立つ男女を水彩のタッチで描く。男は藍、女は紅地に花を散らした晴れ着で、二人とも視線を遠くへ送る。背後には雪を被った町家が静かに沈み、橋の欄干の木目だけがほのかな温度を残す。色数を絞った淡い筆致と粉雪の点描が、明けきらぬ刻の静けさと、これから動き出す物語の気配を同居させている。About出版社ムシカゴグラフィクス出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁百足屋ユウコ(ムシカゴグラフィクス)装画中島梨絵