一覧に戻る文学・評論アカペラ山本文緒三世代の女と祖父、姉妹、いとこ同士――近しい者たちのあいだに流れる感情の機微を掬い取る三篇を収めた中篇集。鮮やかな青地に、淡い色合いで描かれた皿の上に二尾の魚が静かに並ぶ構図が置かれる。手描きの線とかすれた質感、黄色のタイトル文字が、素朴さと余白を併せ持つ画面を成立させている。声を重ねるように寄り添う二匹の魚は、人と人が同じ食卓につく時間の静けさを思わせる。About出版社新潮社出版年2011年ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画伊藤絵里子Amazonで見る