文学・評論
犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー: 探偵AI2
早坂吝
探偵AIシリーズ第二作。AI犯罪をめぐる本格ミステリの文庫版で、人工知能と人間の知性が交差する地点を物語として描く。カバーには丸椅子に腰かけ赤い本を手にした少女がイラストで配され、背後にはランタン、薔薇、舞い散る花弁、淡い青のリボンが浮かぶ。ピンクから青へ流れる空間に白抜きの明朝でタイトルが大きく重ねられ、足元には甲虫が一匹。装丁全体に漂うどこか退廃的で幻想的な空気が、論理と情念が同居する物語の手触りを静かに示している。