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明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、開かずの間の少女
文学・評論

明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、開かずの間の少女

相川真

明治の横浜を舞台に、訳ありの青年たちと「開かずの間」に潜む少女をめぐる怪奇譚。文明開化期の港町を覆う仄暗さと、人ならぬものの気配が交錯するレトロ・ミステリーである。表紙は煉瓦壁の洋館を背景に、ハンチング帽の青年、シルクハットの紳士、振袖の少女が淡い光の中で配される構成。水彩のにじみを残した彩色と、橙と灰青を効かせた色面が時代の湿度を漂わせる。タイトル文字は朱と墨を交え、一文字ごとに大小をつけて古めかしい刷り物の趣を添えた。装画と書体の双方が、開化期の華やぎとその奥にひそむ翳りを静かに立ち上がらせている。

About

出版社
集英社
出版年
2015
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

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