
ロングライフデザインを掲げる店舗運営者が、商品を売るだけでなく、その背景や作り手の思想を伝え、人が集う場をいかに設計するかを語った一冊。学びと購買、学びと食を地続きにする「伝える店」の方法論がまとめられている。表紙は余白を大きくとった白地に、欧文ロゴをサンセリフで横組み、続く和文タイトルを明朝で縦に流す構成。著者名を細い縦組みで左に添え、サブタイトルを小さく右下に置くことで、情報の階層が静かに整理されている。装丁の余白そのものが、店という器の余白を語っているようでもある。
著村上隆、美術出版社
装丁戸澤亮[DynamiteBrothersSyndicate]
美術出版社 / 2012年
アート・建築・デザイン