
ソクラテスからニーチェ、サルトルまで、人類が積み上げてきた哲学の名著50冊を一気に読み解く入門書。淡いミントグリーンを地に、机に突っ伏して本に頬を寄せる少女のモノクロ線画が大きく置かれ、ピンクのリボンだけが彩色で浮かぶ。傍らには重ねられた本と眼鏡。「死に至る病」「悲劇の誕生」など重い書名が並ぶ一方、装画はあくまで気だるくポップで、哲学の手強さと、それを身近に引き寄せたいという編集の意図が同じ画面で握手している。

著桃山商事
装丁岩永香穂
装画オザキエミ
イースト・プレス / 2019年
人文・思想