一覧に戻る文学・評論木島日記 うつろ舟大塚英志戦前夜の偽史と陰謀、地政学が交錯する世界を背景に、仮面の古書店主・木島平八郎が二十年振りに帰還する長編。正史に「あってはならないもの」を仕分けていく物語だ。表紙は白を基調に、縫合の走る仮面と乱れた黒髪の人物を中央に据え、右上には伝承の「うつろ舟」を思わせる小さな影が浮かぶ。頬に滲む一点の赤だけが画面の静謐を破り、下部の太い黒帯が重く沈む。封じられた口元が、語られざる歴史の気配を静かに引き受けている。About出版社講談社 (発売)出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁円と球+紺野慎一装画森美夏Amazonで見る