一覧に戻る文学・評論幽遊菓庵〜春寿堂の怪奇帳〜(2)和菓子屋・春寿堂を舞台に、人ならぬ客が持ち込む怪異と、店主たちの差し出す菓子を絡めて描く怪奇譚シリーズの第二巻。雪の舞う石段の上、紅い和傘を差した長い銀髪の人物が藍の羽織をまとい、髪の間から獣めいた耳をのぞかせて佇む。傍らには赤い着物の童女、画面の奥には菓子らしきものを手にした少年。青を基調にした冷ややかな配色のなか、紅と朱だけが灯のように残り、冬の静けさとあやかしの気配が一枚の表紙に同居している。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁百足屋ユウコ(ムシカゴグラフィクス)装画二星天