一覧に戻る文学・評論ギフテッド鈴木涼美死に場所を探して娘の部屋にやってきた母と、夜の街に生きる娘。その距離と引力を描いた中編小説。鮮やかなレモンイエローを縦長の額縁のように四辺へ流し、中央にはモノクロームの人物像が据えられる。幾何学模様で顔を覆われた小さな像と、それを抱きかかえるように立つ大きな人影。匿名化された二つの身体の重なりが、親子という関係の閉ざされた濃度をかたちにしている。明朝のタイトルが余白に静かに置かれ、色面の強さと写真の沈黙が拮抗する一冊。About出版社文藝春秋出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画五木田智央Amazonで見る