
地球上で次々と発見される「びっくり生きもの」100種を、国際的な生物種探査の知見から紹介する図鑑。生物多様性の最前線をめぐる、現代版・博物学の冒険譚である。表紙は白地を基調に、上下を縁取る「WHAT ON EARTH?」の大ぶりなセリフ体と、両側に縦組みで添えられた英文が額縁のように画面を囲む。中央には古い博物画を思わせる風景描写——山並みと、四つ足の獣や鳥、水辺の生きものたち——がモノクロームの線で配され、その上に黒い和文タイトルが直截に置かれる。古典的な博物図譜の佇まいと、現代の科学読み物としての明快さが、一冊のなかで穏やかに握手している。
装丁杉山健太郎
寄藤文平 / 2013年
人文・思想