一覧に戻る文学・評論8715692真っ白な表紙の中央に、太く大きな黒のサンセリフ体で7桁の数字だけが置かれる。タイトルそのものが数字という異例の構えで、意味を即座に手渡さず、読み手の側にこれが何の数かを考える余白を残す。「871569」で一度折り返し、「2」が次の行に落ちる組みも独特で、何かのカウントの末尾を見せられたような余韻が残る。最下部に小さなローマ字の著者表記が置かれるほかは、ただ余白と数字だけ。語らずに語る装丁が、本そのものへの入口になっている。About出版社寄藤文平出版年2012年ジャンル文学・評論Credits装丁寄藤文平+杉山健太郎(文平銀座)