
鎌倉で小さなカフェを営む店主が、日々の仕事や客との関わりを通して見出してきた働き方と暮らしの哲学をつづった一冊。表紙はカウンターに立つマスターと、ドリッパーやサイフォン、ミルなどの道具がずらりと並ぶ店内を、淡いクリーム色の壁を背景に絵本のような筆致で描いた装画が中央に据えられる。タイル張りの腰壁や煉瓦の壁、足元にうずくまる黒猫まで描き込まれた一場面に、タイトルは細い明朝で右上に縦組みで添えられ、店の静かな時間そのものを表紙が引き受けている。
著迫川尚子
装丁川畑あずさ
装画曽根愛
筑摩書房 / 2015年
ビジネス・経済