
日本のスキー黎明期を切り拓いた著者が、山小屋暮らしの自作と工夫を綴った昭和十八年の名著の新装版。生活の知恵を惜しまず記録した一冊で、巻末には山小屋の平面図や写真も収められている。淡いクリーム地のカバー中央に、藍と黒の二色で刷られた版画調のイラストを配置。ストーブを囲む人物と吊るされた靴下、屋根の梁が荒い彫りで描かれ、手仕事の手触りを伝える。題字は明朝の縦組みで小さく置かれ、下部の白い帯には太い書き文字で「何でもやってみる。」と刻まれる。素朴で強い意志が、装丁全体から静かに立ちのぼる。
著有山達也、齋藤圭吾
装丁中本ちはる
カバー写真ワタナベケンイチ
リトルモア / 2019年
エンターテイメント