一覧に戻る文学・評論近いはずの人小野寺史宜近いはず」の相手は、本当に近いのか——身近な誰かとの距離を見つめ直すような小説。淡い水色の地に、洗面台に並ぶ男女のフラットなイラストが配される。手前の二人の背中と、鏡に映る正面の姿が、同じ瞬間を別角度から重ねる構図。揃いの黄色がささやかな同調を示しつつ、俯瞰の視線が読み手を観察者の位置に置く。日常のひとコマを抜き出すことで、近さの内側にひそむわずかな揺らぎが静かに浮かび上がる。About出版社講談社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画上田ようAmazonで見る