一覧に戻る文学・評論揺籠のアディポクル市川憂人無菌病棟に閉ざされた少年と少女、翌朝ひとりだけが残された——ウイルスすら侵入できない密室で起きた殺人を追う本格ミステリ。淡い水色を帯びた余白に、後ろ姿の少女の塑像が静かに浮かぶ。粘土の指跡を残したような肌、溶けかけた肩の輪郭、短く切られた髪。題字は控えめな明朝で組まれ、下に細い英字が薄く添えられる。触れれば崩れそうな脆さが、閉ざされた部屋で消えた命の輪郭と重なり合う。About出版社講談社出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)Amazonで見る