一覧に戻る文学・評論少女は夜を綴らない逸木裕思春期の少女が抱える痛みと秘密、そして閉ざされた夜のなかで揺れる心の輪郭を描く長編ミステリ。淡い青緑の地にセーラー服の少女がうつむき、半透明の縦の光が幾筋も画面を貫く。繊細な線で描かれた横顔は輪郭が滲み、表情は読み取りにくい。そこへ黒い筆致のタイトルが力強く重なり、儚い絵柄との落差が、語ることのできない夜の手触りを静かに浮かび上がらせている。About出版社KADOKAWA出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大原由衣装画mieze(中田あゆ)Amazonで見る