一覧に戻る文学・評論ファミリーランド澤村伊智近未来を舞台に、家族という最小単位の歪みをすくい取る短編集。日常のすぐ隣にある違和や恐怖を、静かな筆致で浮かび上がらせる。表紙は薄暮の遊園地。両親と少女らしき三つのシルエットが透けて重なり、背後には観覧車と城の輪郭が朧げに沈む。手前を覆う青い金網が、画面を「こちら側」と「あちら側」へと隔てる。冷たい青緑の空気に白い明朝体が静かに沈み、楽園であるはずの場所にひそむ亀裂を映す。About出版社早川書房出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁受川ミドリ装画mieze(中田あゆ)Amazonで見る