一覧に戻る文学・評論だれの息子でもない神林長平少年がスマートフォンを掲げて立つ車の屋根の向こうで、団地と山並みを背景に巨大な炎が膨れ上がる——日常と非日常が地続きになる瞬間を切り取った長編。タイトル文字は手書き風の黒い太字で、爆発と人物の上に重ねるように大きく配され、画面を縦断する。実写的に描き込まれた4WDや鉄柵、緑の田畑のディテールと、現実離れしたオレンジの火球が同じ密度で同居し、見慣れた風景がいつ反転してもおかしくない不穏さを表紙そのものが体現している。About出版社講談社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁コードデザインスタジオ装画くろのくろAmazonで見る