一覧に戻る文学・評論〈本の姫〉は謳う 1多崎礼失われた言葉と物語をめぐる長編ファンタジーの第一巻。散らばった文字を探し求めて旅立つ少年少女の姿を、異郷を思わせる空と街の風景に重ねて描く。表紙は、紅色に染まる夕暮れの空に二つの月を浮かべ、彼方に塔と尖塔の連なる古都を遠望する一枚絵。手前には小さく佇む人影が配され、世界の広さと旅の始まりの心細さを同時に示す。タイトルロゴはグラデーションのかかった金属的な色彩で、空に溶け込みながらも文字としての存在感を保つ。下半分の白い帯が画面を静かに区切り、物語の余韻を紙の余白に預けている。About出版社講談社出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画緒賀岳志+芦刈将Amazonで見る