一覧に戻る文学・評論タンジェリン1950年代のタンジールを舞台に、かつての友人だった二人の女性が再会し、依存と疑念が少しずつ反転していく心理サスペンス。マスタード地に手描き調で並ぶ二人の女性像は、白いブラウスに柄スカートの女と、背後で黒いドレスを纏う女が手を取り合い、画面いっぱいに深紅の影が落ちている。背景には書名のセリフ体が縦に大きく組まれ、人物と重なる。華やぐ柄と背後の赤い陰影の対比が、親密さに潜む不穏さを語っている。About出版社早川書房出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁albireo装画原倫子Amazonで見る