未分類
あのころのパラオを探して 日本統治下の南洋を生きた人々
日本統治下のパラオに生きた人々の暮らしを、現地で拾い集めた証言と記憶からたどる一冊。著者自身が現地を歩き、戦争という大きな出来事と、その傍らにあった日常を等しい目線で書きとめている。表紙はモノクロームに沈めた椰子の木と人々の写真を背景に、淡いグリーンで現地語の書名を大きく刷り、その上から消印のような朱の円形スタンプが押される。和文タイトルは白地に黒で静かに置かれ、下部の赤い帯が証言の生々しさを引き受ける。失われた時間に向かって、もう一度耳を澄ますような装丁。