一覧に戻る文学・評論テルアビブの犬遠い土地の名を冠した一冊。異郷で暮らす犬を軸に、見知らぬ場所と人の体温を静かに描き出す物語と読み取れる。生成り色の地に、青灰の毛並みを持つ犬が一頭、たんぽぽや赤い実、白い花、小さな鳥たちに半円状に囲まれて佇む水彩画が中央に据えられる。題字は細い明朝で右上に控えめに置かれ、植物と犬の柔らかな筆致と響き合う。装画の余白と色数の抑制が、遠い街角に流れるささやかな日常の気配を画面いっぱいに招き入れている。About出版社大久保明子出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画西淑