一覧に戻る文学・評論誰も親を泣かせたいわけじゃない堀川アサコ親を泣かせたいわけじゃない——そう思いながらも、すれ違ってしまう家族の機微をすくい取る一冊。表紙には、若い男女が淡い水色のしずくのような形の上でくつろぐ姿が、にじみを残した水彩で描かれる。縦書きの藍色タイトルは「泣」の字にだけ小さな涙形をそっと添え、広い白の余白に静かに置かれた。湿り気をまとった色彩が、言葉にしきれない親子の距離と穏やかに響き合う。About出版社徳間書店出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁AFTERGLOW装画田中海帆Amazonで見る