一覧に戻る文学・評論月夜見エクリプス野阿梓月夜のような薄明のなか、一人の人物が皺の寄ったシーツに身を沈め、指を口元に添える姿が描かれた長編。タイトルは「つくよみ」と読ませ、月と蝕のイメージが物語の骨格をなしている。カバーは青と紫を基調にした繊細なグラデーション、白く透けるシャツや布の襞を淡彩で重ね、月光に濡れたような質感を生んでいる。明朝のタイトルは細く、下に小さくローマ字を添える程度の抑制。静謐な絵と余白が、夜と人の輪郭を同じ濃度で受け止めている。About出版社徳間書店出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁welle design装画斎賀時人(imagejack)Amazonで見る