一覧に戻る文学・評論怪談撲滅委員会 幽霊の正体見たり枯尾花怪談の謎に挑む二人を主役に据えたホラー文庫。副題「幽霊の正体見たり枯尾花」が示す通り、怪奇の影に潜む仕掛けや人の業を暴いていく物語と思しい。表紙は制服姿の少年少女を背中合わせに配し、薄紫と藍が滲む薄暗い空間に、煙のような霊気と散乱する小物、ぬいぐるみの残骸を緻密に描き込む。漫画的な線で軽やかに立つ人物と、湿度を帯びた背景の対比が、怖がりながらも踏み込んでいく若い眼差しを際立たせ、怪異と日常の境目を一枚に閉じ込めている。About出版社KADOKAWA/角川書店出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁須田杏菜装画染谷みのる