一覧に戻る文学・評論穴表題はただ一字、「穴」。ふだん見過ごされてしまう空隙へ、視線がそっと引き寄せられていく。深い茶褐色の地に、白い細線でひかれているのは底の見える筒状のかたち。輪郭だけが淡く浮かび、内側の暗がりは紙そのものへ溶け落ちている。中央に小さく置かれた白い書名は、奥行きへ降りていくための印のよう。線でかこむことで、かえって虚ろのほうが立ち上がってくる装丁である。About出版社Philippe Weisbecker出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画Philippe Weisbecker