一覧に戻る文学・評論柳田國男先生随行記今野円輔民俗学者・柳田國男に随行した記録。太平洋戦争開戦の1か月前、東京から九州まで二人きりで密着した電車旅の手記である。深い苔色の地に、帽子・丸眼鏡・口髭の人物が黒の太い線で版画的に描かれ、手にした書物に視線を落とす。背後には汽車と山並みが連なり、移動の時間がそのまま画面の奥行きとして立ち上がる。題字は白抜きの明朝、著者名は縦に控えめに添えられ、下部に淡い帯が一文を抱える。緑の静けさと黒の輪郭が、長い車中で交わされた沈黙と観察の質感をそのまま閉じ込めている。About出版社河出書房新社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁木庭貴信(OCTAVE)+角倉織音(オクターヴ)装画丹野杏香Amazonで見る