一覧に戻る文学・評論居た場所高山羽根子かつて家族と暮らした台湾の土地を辿る旅と、失われた記憶の輪郭を描く中編集。後ろ姿の人物を捉えた絵画が表紙の大部分を覆い、暗い髪と黒く沈んだ衣服、淡く霞んだ背景のグレーが、誰かを見送るような静けさを湛えている。中央にやや左寄りで配された白い長方形に明朝体のタイトルと著者名が黒で組まれ、そのコントラストが画面に小さな窓を穿つ。振り向かない背中と、確かに「居た」痕跡だけが残る物語が、装丁の余白の中で静かに重なる。About出版社河出書房新社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁佐藤亜沙美(サトウサンカイ)装画Vilhelm HammershoiAmazonで見る