一覧に戻る
薄情
文学・評論

薄情

絲山秋子

地方の町に暮らす者と通り過ぎる者、根づくことと離れることの距離を淡く照らす長編。表紙には誰もいない木の丸椅子が据えられ、斜めに差し込む西日が脚の影を床へ長く伸ばす。背後には作業場めいた金属棚や工具の気配がにじみ、写真にはわずかな粒状感と退色が残る。題字は重心の低い明朝で写真と余白の境に大きく置かれ、上半分の生活の残響と下半分の白さを静かにつなぐ。誰かがついさっき席を立ったあとのような、薄情という語の体温を装丁が引き受けている。

About

出版社
新潮社
出版年
2015
判型
四六判 / A5判 サイズ
ジャンル
文学・評論

Credits

Amazonで見る情報の訂正を提案
『インスマスの影 :クトゥルー神話傑作選』 装丁: 新潮社装幀室 書影

インスマスの影 :クトゥルー神話傑作選

LovecraftHowardPhillips、南条竹則

装丁新潮社装幀室

装画M!DOR!

新潮社 / 2019年

文学・評論
『闇の奥』 装丁: 新潮社装幀室 書影

闇の奥

ConradJoseph、高見浩

装丁新潮社装幀室

装画影山徹

新潮社 / 2022年

文学・評論
『神話の密室 天久鷹央の事件カルテ』 装丁: 川谷康久 書影

神話の密室 天久鷹央の事件カルテ

知念実希人

装丁川谷康久

装画いとうのいぢ

新潮社 / 2020年

文学・評論
『鍵のかかった部屋 5つの密室』 装丁: 鈴木久美 書影

鍵のかかった部屋 5つの密室

彩瀬まる、似鳥鶏、友井羊

装丁鈴木久美

新潮社 / 2018年

文学・評論
『すべて忘れてしまうから』 装丁: 新潮社装幀室 書影

すべて忘れてしまうから

燃え殻

装丁新潮社装幀室

装画寺田マユミ

新潮社 / 2022年

文学・評論
『覇王の譜』 装丁: 新潮社装幀室 書影

覇王の譜

橋本長道

装丁新潮社装幀室

装画サイトウユウスケ

新潮社 / 2022年

文学・評論
『幽世の薬剤師』 装丁: 川谷康久 書影

幽世の薬剤師

紺野天龍

装丁川谷康久

装画こより

新潮社 / 2022年

文学・評論
『青の数学』 装丁: 川谷康久 書影

青の数学

王城夕紀

装丁川谷康久

装画とろっち

新潮社 / 2016年

文学・評論
『カゲロボ』 装丁: 新潮社装幀室 書影

カゲロボ

木皿泉

装丁新潮社装幀室

装画100%ORANGE

新潮社 / 2019年

文学・評論
『こちら、郵政省特別配達課(2)』 装丁: 川谷康久 書影

こちら、郵政省特別配達課(2)

小川一水

装丁川谷康久

装画平沢下戸

新潮社 / 2014年

文学・評論
『ナショナル・ストーリー・プロジェクト(2)』 装丁: 新潮社装幀室 書影

ナショナル・ストーリー・プロジェクト(2)

AusterPaul、柴田元幸

装丁新潮社装幀室

装画祖田雅弘

新潮社 / 2008年

文学・評論
『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』 装丁: 新潮社装幀室 書影

名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件

白井智之

装丁新潮社装幀室

装画蒼木こうり

新潮社 / 2022年

文学・評論
『マリコ、うまくいくよ』 装丁: 鈴木千佳子 書影

マリコ、うまくいくよ

益田ミリ

装丁鈴木千佳子

装画益田ミリ

新潮社 / 2021年

文学・評論
『砕け散るところを見せてあげる』 装丁: 川谷康久 書影

砕け散るところを見せてあげる

竹宮ゆゆこ

装丁川谷康久

装画浅野いにお

新潮社 / 2016年

文学・評論
『少年探偵団:私立探偵 明智小五郎』 装丁: 鈴木久美 書影

少年探偵団:私立探偵 明智小五郎

江戸川乱歩

装丁鈴木久美

装画六七質

新潮社 / 2016年

文学・評論
『ひとつ火の粉の雪の中』 装丁: 鈴木久美 書影

ひとつ火の粉の雪の中

装丁鈴木久美

装画遠田志帆

新潮社 / 2014年

文学・評論
『ボヴァリー夫人』 装丁: 新潮社装幀室 書影

ボヴァリー夫人

FlaubertGustave、芳川泰久

装丁新潮社装幀室

装画近藤圭恵

新潮社 / 2015年

文学・評論
『夜、僕らは輪になって歩く』 装丁: 新潮社装幀室 書影

夜、僕らは輪になって歩く

AlarcónDaniel、藤井光

装丁新潮社装幀室

装画杉山巧

新潮社 / 2016年

文学・評論