一覧に戻る文学・評論赤い月の香り千早茜古い洋館で営まれる「香り」のサロンを舞台に、調香師とそこを訪れる女性をめぐる長編小説。直木賞受賞後の第一作にあたる。漆黒の地に割れたざくろの実が赤い粒をこぼし、その傍らに氷のように透き通ったかけらが置かれる。タイトルは細い枠線に収められ、白の縦組みで静かに添えられる。足元には鮮烈な赤い帯が走り、黒と呼応して血の温度をも感じさせる。三つの色が、嗅覚という見えないものを視覚へと翻訳していく。About出版社集英社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子カバー写真中村早Amazonで見る