一覧に戻る文学・評論ええじゃないか谷津矢車幕末、伊勢神宮の御札が天から降ったとされる「ええじゃないか」騒動を題材にした歴史小説。大政奉還前夜の三河国を舞台に、群衆を熱狂させた「人か、神か」の仕掛人を追う一篇である。カバーは生成りの地に浮世絵を思わせる極彩色の踊り手を大きく配し、扇を掲げた身体の朱い着物のなかに無数の小さな人物が描き込まれて、群衆そのものが一人の姿を形づくる。下半分は黒い帯で締めて白抜きと朱の惹句を載せ、にぎわいと静けさが拮抗する。狂騒の只中にひそむ仕掛けと意志を、装画の入れ子構造がそのまま視覚化している。About出版社中央公論新社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁五十嵐徹(芦澤泰偉事務所)装画山本祥子Amazonで見る