一覧に戻る文学・評論パスファインダー・カイト斉藤詠一自然のなかを歩み、何かを探す者の物語。岩場に立つ橙色のジャケットの青年、その背後に翼を広げた大きな鳥の影が、針葉樹の闇へ溶けるように浮かびあがる。深い藍と濃緑、足元には散る黄の小花。タイトルは白の縦組みで端正に並び、英字はターコイズで斜めに走り、画面に微かな疾走感を添える。静謐な夜の森と、踏み出そうとする気配。装画は地を行く者と空を渡る翼を一枚に重ね、見えない道筋がそっと交差する瞬間を描き出している。About出版社角川春樹事務所出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁五十嵐徹(芦澤泰偉事務所)装画丹地陽子Amazonで見る