一覧に戻る文学・評論雇足軽 八州御用辻堂魁八州取締出役のもとで日当わずか八十文で働く雇足軽の旅路を描く時代小説。山々に囲まれた農村の景色を細密な筆致で捉えた装画が、表紙のほぼ全面を占める。青空と雲、棚田を行く笠の人物たち、画面右に枝を伸ばす松の構図が、街道を行く者の視線そのものを想起させる。下部に置かれた白い帯には、毛筆風の太いタイトル文字と細字の惹句が縦組みで並び、絵巻物のような横長の構図と呼応する。風景画として完結した一枚の中に、地を踏み続ける者の心持ちが静かに織り込まれている。About出版社祥伝社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁五十嵐徹(芦澤泰偉事務所)装画宇野信哉Amazonで見る