一覧に戻る文学・評論てんげんつう畠中恵病弱な若だんなと妖たちが江戸の町で起こる怪異に挑む人気シリーズの一冊。今作も人と妖が入り混じる世界で、生と死、現と幻のあわいを軽やかに往き来する物語が綴られる。深い藍鼠の地に、菅笠を被った旅装の若者を中心として、狐、小鬼、三毛猫、振袖の娘、薬箱を抱えた医者風の男など、人と妖の境界が曖昧なキャラクターたちが軽やかな筆致と淡い彩色で散らされる。タイトルは白い仮名で縦に大きく置かれ、絵巻物のような連なりに物語の賑やかさと余白のしずけさが同居する。About出版社新潮社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画柴田ゆうAmazonで見る