一覧に戻る文学・評論仕事は2番こざわたまこ仕事を人生の一番には据えない人々の小さな葛藤や逃避を、淡々と掬い上げる短篇集。くすんだカーキの地に、黄色いグリッド状の枠組へ腰掛けたりよじ登ったりする三人の会社員、足元のコピー機と散らばる紙が線画と淡い水彩で描かれる。タイトルは黒い太ゴシックで据えられ、数字の「2」だけが堂々と大きい。秩序立った業務の足場のなかで、どこか半身を引いた人物たちの体温が、抑えたトーンと大きな数字によって静かに示されている。About出版社双葉社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画石山さやかAmazonで見る